ルイスポールセンは、建築設計事務所のフォスター・アンド・パートナーズと共同開発したペンダントライト「F+P550」を発売した。厚さ35mm、直径550mmの薄いリングのペンダントライトだ。日本でもルイスポールセンの100%子会社であるタルジェッティ ポールセン ジャパンが1月から販売を開始した。

ルイスポールセンとフォスター・アンド・パートナーズが共同開発したペンダントライト「F+P550」(写真:タルジェッティ ポールセン ジャパン)
ルイスポールセンとフォスター・アンド・パートナーズが共同開発したペンダントライト「F+P550」(写真:タルジェッティ ポールセン ジャパン)

 「F+P550」には、1Wの白色LEDを30個、リングの円周に沿って配置している。LEDチップを収納した放熱用ダイキャスト・アルミ製リング、樹脂製ライト・ガイド(鏡面仕上げ)、アルミ製リフレクター(内面は白色塗装、マット仕上げ)、オパールガラス製シェード、の4つのパーツで構成する。単体のLEDは光を一定方向にしか放たないため無機的な印象を与えがちだった。「F+P550」ではLEDを30個配置して4つのパーツで光を様々な方向へ反射させることで、まぶしさを防ぎ、柔らかな光で下方と上方を照らす。

F+P550の設置例(写真:タルジェッティ ポールセン ジャパン)
F+P550の設置例(写真:タルジェッティ ポールセン ジャパン)

 材質は、本体にダイキャスト・アルミを採用し、ガラス部分は乳白ガラスを用いた。質量は、最大で5.4kg。4mのコード付きで、取り付方法はネジ取り付け型だ。価格は34万2300円。オフィスや店舗のほか、住宅も想定している。

4つのパーツ内の光の反射図(資料:タルジェッティ ポールセン ジャパン)
4つのパーツ内の光の反射図(資料:タルジェッティ ポールセン ジャパン)