●製品名:イチジカン-マルカベマンションタイプ

 共同住宅の幹線用ケーブルが、防火区画となる壁を貫通する際に用いる防火措置キット。従来品の「ニジカン-マルカベ」を基に、シール材の使い方を見直すなどして、導体サイズが最大200mm2のケーブル貫通を可能にした。幹線用ケーブルが、ピットを経由せずに電気室からパイプスペースへ直接敷設できる。大型タワーマンションでの使用をターゲットに据えている。

 建築基準法施行令129条2の5で義務付けられた防火措置に適合している。従来品で国土交通大臣認定(1時間耐火、壁工法)を取得済み(認定番号:PS060WL-9068)。さらに今回、共同住宅の壁を貫通する防火措置キットで必要になる財団法人日本消防設備安全センターの認定(共住区画、壁工法)も取得した(認定番号:KK20-022号)。

 厚さが100mm以上のコンクリート壁に適用する。開口サイズ(径)は50mm、75mm、100mmの3品番を用意した。1キットの価格は、開口サイズ50mmタイプが5500円、75mmタイプが8000円、100mmタイプが1万1000円。

共同住宅の幹線用ケーブルの壁貫通部に対応する防火措置キット「イチジカン-マルカベマンションタイプ」(写真:古河テクノマテリアル)
共同住宅の幹線用ケーブルの壁貫通部に対応する防火措置キット「イチジカン-マルカベマンションタイプ」(写真:古河テクノマテリアル)

問い合わせ:古河テクノマテリアル
電話:0463-24-9341