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東京大改造

「地下鉄品川駅」から先はどこへ向かうのか

2015/07/16

現在の品川駅。写真手前の京急品川駅は、2階部分に2面3線のホームを持つ。線路は南側でJR線をオーバークロスし、北側で地下(泉岳寺駅方面)へと結ばれる(写真:大野 雅人)

 国土交通省の交通政策審議会が2016年以降を対象とした東京圏鉄道ネットワーク整備の基本方針(次期答申)を検討しているなか、東京都は7月10日、独自に「整備について優先的に検討すべき路線」などを絞り込んだ。それらのなかには、2000年に定められた「18号答申」に含まれていない路線も明記されている。なにが当落を分けたのか。

 都が「優先的に検討すべき路線」と位置付けたのは、「東京8号線延伸(豊洲─住吉)、東京12号線延伸(光が丘─大泉学園町)、多摩都市モノレール延伸(箱根ヶ崎方面、町田方面)、JR東日本「羽田アクセス線」の5路線。羽田アクセス線は、JR東日本が構想する空港アクセスルートで、18号答申外の路線だ。

 また、これらよりも下位レベルとなる「検討すべき路線」には、新空港線「蒲蒲線」や、区部周辺部環状公共交通、都心部・臨海地域地下鉄構想、都心部・品川地下鉄構想など14路線が盛り込まれた。都心と臨海部・品川エリアを結ぶ構想(答申外)については、こちらの記事で伝えたとおり。

 18号答申に明記された蒲蒲線よりも、JR東日本が構想中の羽田アクセス線が「優先」となり、新金貨物線や越中島貨物線の貨客併用化、西武新宿線・東京メトロ東西線相互直通、都心直結線、東京モノレール延伸などが「検討すべき路線」から外れたかたちだ。

東京都が7月10日に発表した「整備について優先的に検討すべき路線」(赤線)と、「検討すべき路線」(青線)(資料:東京都)

東京都が広域交通ネットワークの形成に向けてこれまで検討してきた路線。オレンジの線が18号答申A2路線、グリーンの点線が18号答申B路線、ブルーの点線が答申外の「その他の路線」(資料:東京都)

都が「優先的に検討すべき」とした都営大江戸線(12号線)延伸エリア。笹目通り・高松六丁目交差点から光が丘駅方面を眺める(写真:大野 雅人)

都が「優先的に検討すべき」とした多摩都市モノレール南側延伸エリア。多摩センター駅から町田方面を見る(写真:大野 雅人)

方南町駅から三鷹市方向へとレールを延ばすイメージの「丸ノ内線延伸」(答申外)構想も、都の「検討すべき路線」から外れた(写真:大野 雅人)

大野 雅人=フリーエディターケンプラッツ

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