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空間自体の知能化で生活を充実・支援

[先端技術トラック] 渡邊朗子氏=東京電機大学

2015/05/15

介護・見守り分野への展開

 高齢者の見守りも重要な課題だ。サッシ、キッチン、バスなどの住設機器を知能化し、安全・安心な見守り領域を高めていく研究にも取り組んでいる。これには誤検知を起こさない精度の高い検知システムが要求される。ブルートゥースを使った簡単なセンサーも開発した。このシステムなら、タブレットと連携しながら住居内を見守る仕組みを1万円以下の価格でつくることができる。

 一方、「ロボットと都市の共生」という観点からの研究も進んでいる。具体的には、車椅子をロボット化し、道路や建物から位置情報を与え、対話して車椅子を動かすものだ。九州のロボット特区で実施している。

 2015年度から介護ロボットが介護保険の対象となり、今まで100万円していたロボットが10万円の負担で家庭に入ってくるようになる。この意味でも、今年は人とロボットが共生する“元年”である。

 ロボットと共生する空間を構想することは、まさに建築・都市空間と人間の関係を考えることだ。そこに建築の専門家が、本領を発揮できるフィールドがある。どのような生活支援ができるか、ニーズをきめ細やかに想定しながら、社会に普及可能なモデルを構築していきたい。

三上美絵(ライター)日経アーキテクチュア

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