日本再生に向けた処方箋

価値共創をテーマにすえたシンポジウム「TARGET2020」を、日経BPインフラ総合研究所、同クリーンテック研究所、同イノベーションICT研究所の共催で開催した。大きな狙いは、異業種の融合で新しい価値をつくることにある。ここでは、その前提になる時代の変化やその対応として求められることを、3研究所の所長が語り合う。

右から、望月洋介=日経BPクリーンテック研究所所長、桔梗原富夫=日経BPイノベーションICT研究所所長、安達功=日経BPインフラ総合研究所所長(写真:澤田聖司)
右から、望月洋介=日経BPクリーンテック研究所所長、桔梗原富夫=日経BPイノベーションICT研究所所長、安達功=日経BPインフラ総合研究所所長(写真:澤田聖司)

安達 それぞれの研究所ではどんなことに力を入れているのですか。

望月 スマートシティの情報が集まる場づくりに力を入れています。日本の最先端情報を世界に発信する一方、世界のベストプラクティスを日本に集めようという狙いです。最近は地方創生を背景に、国内の自治体からそうした場づくりへの相談を受けるようになりました。これら自治体のニーズにも応えていきます。