成熟期にふさわしいシステム構築へ
建設界は、2020年以降の社会に何を残すべきか。人口減少に伴う都市機能の集約、民間の活力を使った地域振興など、課題を洗い出し、建設分野5媒体の編集長で議論した。
畠中 まず、人口減少社会という街づくりの大前提から語っていきましょうか。
三上 労働人口が減ると、オフィスビル需要も減ります。オフィスはマンションに建て替えられ、都心に住む人が増えるかもしれません。これまでのように郊外へスプロールしていくのではなく、内側へ機能を集約する街づくりが求められますね。