AR(拡張現実)で作業支援も

 AR(拡張現実)を利用したO&M作業の遠隔支援システムも開発中だ。作業者がヘッドマウント・ディスプレー(HMD)とカメラを装着し、作業者の視線に近い映像を管理側へ伝送。遠隔地にいる監督者が、映像を見て指示を出し、作業者の視野に入るHMDにその指示が表示されるシステムだ。作業の進捗管理や現場情報の共有、監督者から現場への指示が容易になり、ヒューマンエラーを低減できる。ユーザー企業と共同で、実証実験を進めているところだ。

●ARによるO&M向け遠隔作業支援システムの実験環境
AR技術の開発で配管などの複雑な3次元構造に対しても適切な位置に情報を表示できるようになった(写真・資料:日立製作所)
AR技術の開発で配管などの複雑な3次元構造に対しても適切な位置に情報を表示できるようになった(写真・資料:日立製作所)