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東京大改造

羽田アクセス総取りか、JR新線3ルートの全貌

2014/08/20

 JR東日本は8月19日、羽田空港と都心を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」を整備して東京・新宿・新木場の3駅方面と空港を直結する計画を明らかにした。新線は羽田空港第1・第2ターミナルの間に設ける「羽田空港新駅」から既存貨物駅の「東京貨物ターミナル」(東京都品川区八潮3)までを結ぶ約6kmの地下ルート。その先は既存線を活用した3方面へのルートを整備して都心部までつなげる。同日開催された国土交通省交通政策審議会で同社が説明した。

羽田空港アクセス線構想の概略図。京浜急行線や東京モノレールと異なり海側からアプローチ。国内線ターミナル付近を通り、国際線ターミナルを終点とするJの字を描く(資料:JR東日本)

西山手・東山手・臨海部の3ルートの計画(資料:JR東日本)

 3ルートのうち東京や浜松町へつながる「東山手ルート」は、アクセス線の北側で休止中の貨物線(大汐線)を経由して東海道線に合流して東京駅へ至る。両線をつなげるために田町駅付近に「大汐短絡線」を新設する。

 新宿や渋谷へつながる「西山手ルート」は、アクセス新線の北側にさらに「東品川短絡線」を新設して、湘南新宿ラインや埼京線の列車が走る山手貨物線に至る。東品川短絡線は、東京貨物ターミナルの北側で向きを西へ変え、首都高速湾岸線大井ジャンクション付近を通り、りんかい線の品川シーサイド-大井町間に合流する。

 新木場や東京テレポートへつながる「臨海部ルート」は、アクセス線の北側でりんかい線の回送線を経由して同線の営業路線に至る。終点の新木場では線路が京葉線方面につながっている。現在、単線の回送線は複線化する。

品川駅から田町駅側を望む。写真中央の高架橋が東海道貨物線(大汐線)と新幹線大井車両基地回送線だ(写真:大野 雅人)

東京貨物ターミナルの東側にあるりんかい線八潮車両基地と回送線(写真:大野 雅人)

東北線(宇都宮線)方面へ向かう湘南新宿ラインの列車が大崎駅に進入。写真奥にりんかい線の大井町方面へ向かう地下トンネルがある(写真:大野 雅人)

東京駅方面へつながる東山手ルートの新線である大汐短絡線が設置される予定の田町駅南側付近。手前の単線が東海道貨物線(大汐線)、その向こうが東海道新幹線と大井車両基地回送線、さらに向こうが東海道線だ(写真:大野 雅人)

大野 雅人=フリーエディターケンプラッツ

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