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土木が遭遇した阪神大震災

被害現場が教える地震防災へのヒント

2011/04/28

大震災
阪神・淡路大震災
東日本大震災
教訓
土木が遭遇した阪神大震災
地震
特集:東日本大震災

コンテンツ ページ数 税込み価格 ファイル
目次/第1章 土木構造物の被害 1.構造物の被害マップ 12 0 [無料PDF]
第1章 土木構造物の被害 2.地震動の特徴、3.道路 20 600
[会員限定無料PDF]
第1章 土木構造物の被害 4.鉄道、5.港湾 24 700
第1章 土木構造物の被害 6.河川・堤防・砂防、7.ライフライン、8.市街地 15 500
第2章 復旧工事と復興まちづくり 1.復旧工事マップ 、2.道路 21 600
第2章 復旧工事と復興まちづくり 3.鉄道 、4.港湾 20 600
第2章 復旧工事と復興まちづくり 5.河川・堤防・砂防 、6.ライフライン、7.市街地 14 400
第2章 復旧工事と復興まちづくり 8.市街地復興への提言/ミニ解説・地震に関するキーワード 9 300
第3章 耐震・防災技術の最前線 1.構造物の耐震技術 22 600
第3章 耐震・防災技術の最前線 2.地震防災のための計測技術 18 500
第4章 耐震都市づくりへの提言/ミニ解説・今世紀の主な地震の被害 16 500
第5章 データ編 1.最近の震害 、2.耐震設計基準の変遷 15 500

 このコンテンツは、1995年に発行した日経コンストラクションの書籍「土木が遭遇した阪神大震災」を、パートごとに分けてPDFファイルで復刻したものです(ケンプラッツ・デジタルライブラリー)。「第1章 土木構造物の被害 2.地震動の特徴」の抜粋をこのページの末尾に掲載しています。

 ケンプラッツ・プレミアム会員に限定して、追加料金なしでご覧いただけるページを用意しました。おおむね週に1度の割合で順に公開していき、「第1章 土木構造物の被害 2.地震動の特徴、3.道路」以外はそれぞれ1カ月間掲載します。[こちら]をご覧ください。

 ケンプラッツ・デジタルライブラリーについての詳細は[こちら]をご覧ください。


土木が遭遇した阪神大震災
土木が遭遇した阪神大震災

編集:日経コンストラクション
体裁:208ページ
ISBN:4-8222-2001-X
発行日:1995年7月17日

※紙の書籍としては販売を終了しています。


1.土木構造物の被害(2)地震動の特徴

固有周期1秒以上での加速度
応答値は過去最大

 地震の震源は淡路島の北部(北緯34.6度、東経135度)で、深さ14km。規模はマグニチュード7.2 と推定されている。気象庁は現地調査の結果、神戸市や芦屋市、西宮市の海岸沿いの幅約2km、延長約30kmの範囲や宝塚市の一部、淡路島の北淡町、一宮町、津名町の一部は、震度7の激震だったと発表した。震度7は1948年の福井地震の後で、木造家屋の倒壊率が30%以上になった場合の揺れの強さとして定められたもので、気象庁の観測史上、震度7が認定されたのは今回が初めてだ。

 この地震は、淡路島北部を北東から南西に走る野島断層という活断層が、長さ約1.2m右横ずれしたものだ。断層の長さは約9km。建設省国土地理院の観測によると、最大変位地点は野島平林付近の水田を横切る地点で、変位量は右横ずれ1.7m、縦ずれ1.3mだった。また海上保安庁は野島断層の延長部の海底で断層を確認した。同庁は神戸市須磨の沖合でも北東から南西方向に6kmにわたって延びる断層を発見している。

最大水平加速度は818gal

 地震の主要動の継続時間は10秒程度と短く、最も強く揺れたのは最初の3秒くらいだった。しかし震源が都市部の直下で浅かったために、各地で大きな加速度が観測された。運輸省、神戸海洋気象台、西日本旅客鉄道(JR西日本)などの施設では、軒並み500gal以上の水平加速度を記録。鉛直加速度についても200から300galを記録した。

 神戸海洋気象台では水平加速度(南北方向)818gal、鉛直加速度332gal、運輸省神戸港工事事務所では水平加速度(南北方向) 502gal、鉛直加速度283galだった。運輸省港湾技術研究所によると、神戸港における再現期間75 年の地中基盤での水平最大加速度は約200galとなっている。これに対して、今回の地震の再現期間は数百年から数千年であり、強烈な地震動だったと分析している。

 神戸海洋気象台の強震記録から加速度応答スペクトルと速度応答スペクトルを計算したところ、加速度応答スペクトルは固有周期が0.4から1秒の間では2G(Gは重力加速度)、速度応答スペクトルは固有周期0.6から1.5秒の間で200cm/秒を超えていた。

日経コンストラクション

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