このコンテンツは、2006年以降にケンプラッツに掲載した東京スカイツリー関連の記事に、日経アーキテクチュアと日経コンストラクションで掲載した記事も加えて、掲載時期順にまとめてPDFファイルとして復刻したものです(ケンプラッツ・デジタルライブラリー)。4つのパートに収録した記事の見出しをこのページの末尾に掲載しています。
計画決定から634m到達まで
編集:ケンプラッツ東京スカイツリーは2011年3月18日に高さ634mに到達した。2006年の3月の建設地決定から足掛け5年で、電波塔としては世界一高いタワーになった。着工は2008年7月。1年間に約200mのペースで建ち上げ、工事の最盛期には、地上と“雲上”の両方で同時施工した。高所での作業には、様々な知恵と工夫を盛り込んだ。地上波デジタルテレビ放送用のアンテナを設置するゲイン塔と、タワー塔体を並行して組み立て工期短縮を図った。前代未聞の建設工事のプロセスを追った。
目次
東京スカイツリー建設の記録(1)計画決定から着工まで
- 高さ610m の第二東京タワーの建設地は東京・墨田区に決定
- 新東京タワーに併せた水辺整備、高速道路も地下化
- 新たな東京タワーのデザイン監修は安藤忠雄氏らに
- 新東京タワー建設に伴う開発事業のコンセプトを発表
- 伝統美と近未来的デザインの融合──「新東京タワー」のデザインを発表
- 新東京タワーがどうにか鉄骨製作開始へ
- 着工間近の新タワーの名称が「東京スカイツリー」に決定
- いよいよ着工、CGで見る高さ610m「東京スカイツリー」の工事
- 国土交通大臣が「東京スカイツリー」を中心とした開発計画を認定
- 東京スカイツリーのエレベーター13台、東芝エレベータと日立製作所が受注
- 東京スカイツリーの建設作業員向けに飲食店マップ、地元商店会が企画
- 東京スカイツリーの周辺開発が環境配慮の先駆事業に
- アーキグラフ 東京スカイツリー建設現場
- 東京スカイツリーは高さ634mに、自立式電波塔で世界一
- 夜の東京スカイツリーに「2 つの顔」、照明計画を発表
- 言葉と技術を駆使して光を伝える/戸恒浩人氏(照明デザイナー)
- 高さ600m 超に挑む/山田眞人氏、杉本直樹氏(大林組工事長)
東京スカイツリー建設の記録(2)現場公開、東京タワー抜く
- 東京スカイツリーの工事現場を公開
- 空から見た巨大プロジェクト/東京スカイツリー
- 心柱制振で600m超えに挑む/東京スカイツリーの構造計画
- 東京スカイツリー頂上部に最高強度の鋼管を採用
- 溶接で造る高さ世界一の電波塔
- 東京スカイツリーのLED ライトアップ、パナ電が担当
- スカイツリーのLED 照明、採用の決め手は“紫”
- スカイツリー、東京タワーを抜き国内最高の建造物に
- 東京スカイツリー「完成まであと約236m」
- 東京スカイツリーの地上150m 部分を初公開
- はとバス主催のスカイツリーツアーが盛況
東京スカイツリー建設の記録(3)雲上と地上で同時に施工
- 東京スカイツリー高低差400mの同時施工
- スカイツリー周辺の発展に期待、マンション購入意向者
- 雲上の高所に挑む東京スカイツリー
- “伸縮”するカゴ型足場で早く安全に
- 上空の突風下で吊り荷の回転を制御
- 風向きに合わせて旋回し暴風を受け流す
- 頂部165m分は地上から一気に引き上げ
- 作業中止時は資材搬入にひと苦労
- 写真で見る東京スカイツリー照明実験
東京スカイツリー建設の記録(4)634mにまもなく到達
- 現場紀信/「撮影スポット」には見向きもせずに
- 業平橋駅を「とうきょうスカイツリー駅」に改称
- 構造・施工「世界一」「日本初」が目白押し
- 隅田公園に東京スカイツリーの展望広場を整備
- 篠山紀信×東京スカイツリー、「現場紀信」第2ラウンド