建設系コンサルタントは日本上下水道設計がトップ

 建設分野の調査、計画、設計などを担う16社を建設系コンサルタントとしてひとまとめにした。グラフ上では黄色の四角で表している。建設会社と同様、土木学科や建築学科を卒業した技術者が多い。このグループで平均年間給与が最も高いのは、上下水道の分野で専門的なノウハウを有する日本上下水道設計の826万円だ。

 ちなみに日本上下水道設計は、土木の総合情報誌「日経コンストラクション」が2009年9月11日号に掲載した建設コンサルタント売上高ランキングで15位だった。表の上から2番目の建設技術研究所は売上高ランキング3位、3番目の福山コンサルタントは40位、4番目の日本工営は1位となっている。

社名 平均年間給与(円) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 従業員数(人)
日本上下水道設計 8,266,085 42.8 16.0 439
建設技術研究所 7,932,842 40.9 12.3 1,218
福山コンサルタント 7,892,500 42.8 13.9 225
日本工営 7,557,003 43.5 16.6 1,389
構造計画研究所 6,774,986 38.4 12.6 545
長大 6,607,000 43.5 13.0 596
パスコ 6,324,763 39.0 10.7 1,192
いであ 6,308,000 42.6 13.7 910
川崎地質 6,299,017 48.5 15.3 281
大日本コンサルタント 6,255,872 43.0 15.2 575
アジア航測 6,235,053 42.2 14.2 799
応用地質 6,165,167 41.5 15.1 1,064
オオバ 6,093,000 43.1 17.2 476
協和コンサルタンツ 5,691,521 41.1 9.9 155
オリジナル設計 5,548,330 45.0 13.8 300
ウエスコ 5,379,014 42.9 14.4 501

JRよりも給与水準が高い高速道路会社

 グラフの中央から少し上に位置する緑色の三角の5社は、以前は「○○道路公団」と呼ばれ、その後民営化された高速道路会社だ。平均年齢40歳~42歳で、年間給与790万~905万円。平均給与の高さで比べれば、主要な鉄道会社や電力・ガス会社よりも高い位置にある。このなかで最も高い首都高速道路会社は、42歳で905万円の年間給与だ。

社名 平均年間給与(円) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 従業員数(人)
首都高速道路 9,052,406 42.7 17.3 1,119
阪神高速道路 8,352,730 42.0 16.5 761
東日本高速道路 8,191,785 41.6 19.4 2,253
中日本高速道路 8,160,444 41.7 18.0 2,111
西日本高速道路 7,987,133 40.9 19.0 2,559

社名 平均年間給与(円) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 従業員数(人)
東海旅客鉄道 7,539,425 38.8 14.3 16,595
西日本旅客鉄道 7,063,704 40.7 15.6 25,824
東日本旅客鉄道 6,889,749 42.1 16.3 52,484

社名 平均年間給与(円) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 従業員数(人)
関西電力 8,090,326 40.5 20.4 20,177
東京電力 7,596,450 40.4 20.6 35,926
東京ガス 7,307,789 45.9 22.5 7,579
大阪ガス 7,020,161 42.6 21.0 5,477