日経アーキテクチュアは、nikkei BPnet、nikkei TRENDYnetとの共催により、「デジタルデザインコンペ2007」を開催します。3次元仮想世界の中につくる施設を題材とし、建築以外の様々な分野のデザイナー、クリエーターにも門戸を開くものです。審査委員長は、金沢21世紀美術館、ニューミュージアム(米・ニューヨーク)などを手がけた建築家の西沢立衛氏。ゲームプロデューサーの水口哲也氏、アニメーション監督・脚本家の磯光雄氏らが審査に加わります。

 コンペの応募は1月10日をもって締め切り、セカンドライフ内に実際に制作された9件を含む55件の力作が集まりました。2月初旬に審査を行い、2月中()には結果を発表いたします。お楽しみにお待ちください。(2月6日)

 ※結果発表まで、いま少しお待ちください。現在、連携サイト「クリエイターズコロシアム」において、コンペ応募作品に対する一般人気投票を実施しています(本審査とは全く別個のイベントです)。この投票が進んだ後の3月半ばをめどに、コンペの結果を公表することといたしました。日経トレンディネット「セカンドライフ情報局」においても、応募作品訪問記などを掲載する予定ですので、是非ご覧ください。(2月26日)

[課題]
21世紀生活博物館│ライフ・ミュージアム・タウン

二次的な現実(仮想世界)が大きな比重を占めるようになった現代の「生活(生活像・生活様式など)」を収集・記録、展示、研究していくための施設(まち)を、仮想世界の中で運用するもの(=セカンドライフ※の中に制作し、運用するもの)として提案してください。
※「セカンドライフ」は、米リンデン・ラボ(リンデン・リサーチ社)が提供するウェブ上の3次元仮想世界サービス(http://jp.secondlife.com/)です。

[応募シート]
下記「個人情報取得に関するご説明」をよくお読みいただき、同意のうえ、下のボタンから応募シートをダウンロードしてください。



・「個人情報取得に関するご説明」に同意の上 応募シートをダウンロード(PDF形式)

■ 審査委員(敬称略)
西沢 立衛(建築家、横浜国立大学准教授=審査委員長)
水口 哲也(ゲームプロデューサー、キューエンタテインメント代表取締役CCO)
磯 光雄(アニメーション監督・脚本家)
渡邉 英徳(デジタルハリウッド大学/フォトン代表)
山本 恵久(日経アーキテクチュア編集長)

■ 参加資格
(1)建築・土木・ランドスケープ分野の設計、プレゼンテーションなどの従事者・経験者、志望者(学生)
(2)インテリア・プロダクト分野のデザイン、プレゼンテーションなどの従事者・経験者、志望者(学生)
(3)デジタルコンテンツ分野(ゲーム・ウェブ・CGほか)のデザイン、プログラミングなどの従事者・経験者、志望者(学生)

● 個人・グループを問いません。グループの場合は代表者を明記してください。
● 応募時点でのセカンドライフの体験の有無は問いません。応募期間中に、利用ガイドや仮想世界としてのセカンドライフの特質などを解説する情報提供を行っていく予定です。セカンドライフ内に日経BP社が運用する島において制作実演を行っていますので、活動記録ブログ「Architecture in Metaverse」(http://mapping.jp/archi/)をご参照ください。

■ 募集部門(対象区域/施設)
[総合提案部門: ライフ・ミュージアム・タウン]
A2サイズ2枚以内(ドローイング・図面・CGほか)の提案募集。
セカンドライフ内の島全体(256m×256m)を敷地とし、ライフ・ミュージアム・タウンのグランドデザイン、中核となる施設(下記ライフ・メディア・ミュージアムあるいは相当施設)、ランドスケープなどを提案してください。

[単独施設部門: ライフ・メディア・ミュージアム]
A2サイズ2枚以内の提案、あるいはセカンドライフ内に制作した作品募集。
島上の街区(ブロック)を敷地とし、ライフ・メディア・ミュージアムの空間・環境デザインを提案してください。「ライフ・メディア」とは新聞・雑誌・テレビ、写真・映像、インターネットなど生活の記録にかかわるメディア一般を指します。取り扱うメディアを複数とするか単独とするかは自由裁量とします。また、街区(ブロック)の規模は32m×32m~128m×128mの範囲内を基本とします。

● 応募は1人(1グループ)1点までとします(両部門の応募は不可)。
● セカンドライフには技術仕様上の制約があります。原則としてこれに準拠した提案を募りますが、現在は実施困難でも3次元仮想世界サービスの発展にとって示唆的な提案である場合、審査・顕彰の対象とします。また、セカンドライフの特質を考慮した家具・造作、パブリックアート、遊具、移動手段(乗り物)、ガジェットなどを合わせた提案も可とします。

■ 賞金(税込)
総合提案部門(最優秀1点) 100万円
単独施設部門(最優秀1点) 50万円
佳作(合計数点程度) 各10万円

■ 提出締切
2008年1月10日(木) 当日消印(発送受付印)有効
(応募受付期間は12月1日~上記)

セカンドライフ内に制作した作品による応募は事前登録制とします。
登録締切は12月10日(月)です。

■ 結果発表
2008年3月予定(1~2月:一般投票期間)

● プロによる審査とは別に特設サイト上で一般投票を行い、上位作を選出します。審査と投票の結果は、至近発行の日経アーキテクチュア、ウェブサイトのケンプラッツ、nikkei BPnet、nikkei TRENDYnet、クリエイターズコロシアムなどで発表します。
● 書類応募からの最優秀作については実施(セカンドライフ内に制作)の可能性を検討します (どちらの部門を検討するかは審査会で決定)。

■ 主催
日経BP社 (日経アーキテクチュア│nikkei BPnet│nikkei TRENDYnet)

■ 応募方法
総合提案部門については書類応募、単独施設部門については書類応募およびセカンドライフ内の実作の両方式で受け付けます。

[書類応募]
A2サイズ(420mm×594mm)の厚紙を使い、2枚以内にまとめて提出してください。用紙の縦横は自由です(パネル化は不可)。2Dデータで制作している場合には、発表(公表)資料用としてデータファイルも同梱してください(下記参照)。表現方法については、図面、手書きドローイング、模型写真、CGなど自由とします(模型および3Dデータそのものでの応募は受け付けません)。

[実作応募]
セカンドライフ内に応募者が所有する土地などに、締切期日までに実作を設営(モデリングなど)していただき、これを審査対象とします。運営の都合上、実作の受付については事前登録制とします。審査までの手続きについては、別途の相談となります。

[提出方法・書式] (以下・書類応募の場合)
郵便・宅配便を使用して下記宛てに送付してください(持ち込み不可)。送付の際は、用紙を丸めずに段ボール紙などに挟み、折れ曲がらないようにしてください。同梱する2Dのデジタルデータがある場合は、CD-RあるいはDVD-Rに保存してください。データフォーマットはPDF、JPEG、BMP、TIFFのいずれかとしてください。

応募書類の提出時には必ず、専用の応募シートに必要事項を記入し、同封してください。応募シートには、部門、作品タイトル、応募者のデータを明記し、設計趣旨(180-200字)のテキストを添付してください(同梱するCD-R・DVD-Rがある場合には、これにテキストファイルも収めてください)。応募シートは、「日経アーキテクチュア」のウェブサイト(http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/NA/)および特設サイト「クリエイターズコロシアム」(http://creators-c.com)からダウンロードできます。
● 公正な審査の妨げになる場合があるので、作品の中には、氏名などがわかる情報を記載しないでください。

[提出宛先]
〒108-8646 東京都港区白金1-17-3
日経アーキテクチュア編集部 「デジタルデザインコンペ」係

● 表書きに「デジタルデザインコンペ応募案」と明記してください。

■ 応募案の発表・実施、著作権など
● 一般投票および審査結果の発表などのために、応募作品をウェブサイト(注)に掲載、公開する権利、あるいは複製、印刷、展示、出版する権利については主催者およびテクノアソシエーツ社が保有し、応募者は無償でこれを承諾するものとします。作品の著作権は応募者に帰属します。結果発表後、ウェブサイトに応募作品(一部あるいは全部)を公開し、アーカイブとして記録・管理することも予定しています。これらに際しては、応募者の氏名・所属を公開させていただきます。
注:日経BP社によるケンプラッツ(http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/)nikkei BPnet(http://www.nikkeibp.co.jp/)nikkei TRENDYnet(http://trendy.nikkeibp.co.jp/)など、および事務局のテクノアソシエーツ社が運営する特設サイト・クリエイターズコロシアム(http://www.creators-c.com)を指します。その他のメディアにも、結果発表時に作品の画像を提供する場合があります。
● 書類応募からの最優秀案については、セカンドライフ内に日経BP社が運用する島を敷地とし、実施(制作)を検討します(どちらの部門を検討するかは審査会で決定)。コスト上、技術上の制約などによって全体の実施が困難な場合、一部実施を検討します。実施する範囲(制作を実現する部分)や日程などについては主催者が判断し、実施に当たっての大きな改定が必要となる場合には、応募者と相談の上で進めることとします。実作応募から最優秀案が選ばれた場合には、同島施設として移設することを想定しています。これらを運用あるいは賃貸する権利は主催者が保有します。
● 応募作品(提出書類)や応募者が自らセカンドライフ内に制作した作品(実作)の著作権は応募者に帰属します。最優秀案をセカンドライフ内に実施した場合、その制作物については応募者、主催者(および場合によっては制作を手がけた個人・団体・企業)が著作権を共同で保有します。

■ その他
● 応募作品は未発表のものに限ります。他のコンペ等との二重応募はご遠慮ください。
● 応募や登録は無料です。応募に伴う制作・発送などの費用は、応募者が負担してください。提出物は原則として返却せず、受領ごとの連絡も行いません。必要な書類については、複製を保管してください。また、提出物の万一の損傷や紛失について、主催者は一切の補償を行いません。
● 課題などに関する個別の質疑応答は行いません。規定外の要件については応募者の自由決定を可とします。応募方法の不明点などは、ケンプラッツにある「お問い合わせフォーム」を使って投稿してください。必要に応じて同サイトで回答します。
● 審査発表後に著作権などの侵害やその疑義が発覚した場合の全責任は、応募者が負うこととします。著作権などの侵害の恐れがある場合は、主催者の判断によって入賞を取り消す場合があります。
● 応募者から取得した個人情報については、日経BP社からの事務連絡に使わせていただきます。なお、これ以外に日経BP社および 日経BPグループ会社から、各種ご案内(刊行物、展示会、セミナーなど)やアンケート、協賛社などの製品やサービスのご案内をさせていただく場合があります。また、本コンペの審査から結果発表までの過程で、ご登録いただいた氏名・所属先や年齢などを審査員に開示させていただく場合があります。