●シリーズ名:ルクセントLEDs

 光源にLEDを用いた高輝度誘導灯「ルクセントLEDs」シリーズの新タイプ。表示板の大きさが100~130mmのC級タイプと天井埋め込み形のBL級タイプ、およびBH級タイプに、それぞれ壁・天井直付形片面灯と壁・天井直付形両面灯、壁埋め込み形の3機種、計9機種を新しく加えた。4月21日から発売する。

 コンパクトなLED光源の採用と、放熱設計の工夫によって、壁・天井直付形誘導灯の器具の厚さを従来品と比べ、最大13mm薄くした。片面灯では厚さ35mm、両面灯では厚さ45mmとし、業界で最薄化を実現している(同社調べ)。

 消防法によって義務付けられている6カ月に一回の定期点検に対応する機能も標準装備した。自己点検スイッチを押すとバッテリー状態の検知結果をモニターランプに表示する。オプションで自己点検用リモコンも用意した。自己点検スイッチに手が届きにくい高い場所などに設置された誘導灯でも容易に作業ができ、点検作業の効率化が図れる。

 従来の冷陰極ランプは点灯始動に約400Vの二重電圧が電極にかかっていたが、この製品は30Vの電圧で点灯する。LED光源は有害物質である水銀も含んでいないため、環境配慮と安全使用にもつながるという。

 価格は、C級タイプの代表形KSH1951で3万240~3万5910円、BL級タイプの代表形KSH2951で4万5465~5万2605円、BH級タイプの代表形KSH4951で6万8250~8万1900円。別売りの自己点検用リモコン(RZB01)は9345円。

 壁・天井直付形と壁埋め込み形にLEDを採用したことによって、従来の天井埋め込み形と合わせて同社が販売する誘導灯の約80%がLED光源になった。今後は点滅形や音声点滅形、長時間形など、残る20%の誘導灯製品についてもLEDの採用を進め、誘導灯分野のオールLED化を目指すとともに、他製品でもLED光源の市場誘導を加速させるとしている。


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