●製品名:RESTROOM ITEM 01(レストルーム・アイテム・ゼロワン)

 従来は製品によってバラバラだった仕様を統一した公共用トイレのシリーズ。トイレ空間全体のデザインの調和を求める設計者の声にこたえるため、建築設計者と共同開発した。

 アイテムは大便器(ウォシュレット式大便器と紙巻き器、チャームボックス、手すり)、小便器(小便器と手すり)、壁掛け洗面器(洗面器と水洗、手すり)、多目的トイレパック2タイプなど。4月1日に発売する。

 50mm、100mmを基準とするモジュールを採用したほか、陶器端部のカーブ曲率や、素材、仕上げなどを共通化した。壁面との間に設けるカウンターの天板高さを750mmに設定。これによって、「カウンターの上に物を置きやすい」「カウンターに手をつきながらトイレ脇のリモコンの操作ができる」といった使いやすさも向上させた。

 製品開発のアドバイザーを務めた安田幸一・東京工業大学大学院教授は、「くせがなく、空間のなかにすっと存在するようなデザインを目指した」と話す。

 「統一・調和」というデザイン上のコンセプトに加え、ユニバーサルデザインや節水など環境に対する配慮も行った。

 希望小売価格は、大便器46万5780~62万6493円、小便器25万5990円、洗面器18万2385~78万3300円、多目的トイレパック197万4000~322万3500円。3年後には大便器、小便器、洗面器2種、多目的トイレパックの合計で年3万6000台の販売を目指す。


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