達人が解決! Q&A親記事
達人が解決! Q&A
目次
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テストハンマーでコンクリート強度がわかるか<追加情報あり>
テストハンマーでは古いコンクリートの圧縮強度を正しく推定できない
「テストハンマー」(リバウンドハンマー)は、コンクリートの強度を非破壊で調べる機器として、建築や土木分野で使われるケースが多い。ところが、「テストハンマーで得られた測定値は実際の圧縮強度より高くなる傾向がある」と取材先から聞いた。日経ホームビルダーの実験で両者を比べたときも、若干違っていた。測定値は…
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夏場の逆転結露に有効な対策はあるか
関東以西では、透湿抵抗の低い面材の採用や、通気工法の適切な施工などを講じたい
冬場の壁体内結露を防ぐには、透湿防水シートを使い、通気工法を採用する方法が有効だといわれている。その場合、夏場は問題ないのだろうか。読者から、「夏場の壁体内結露が心配だ。有効な対策を知りたい」という声が寄せられた。建材メーカーや住宅会社、そして結露を研究する学識経験者の見解を聞いた。
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シーリングが早く劣化。誤施工を防ぐには?
シーリング材は施工する部位や、建材との相性などで、使用に適した種類が異なる
サイディングの窓枠まわりの目地に施工したシーリング材が短期間で劣化し、雨水が浸入した──。雨漏りの記事に関連し、寄せられたトラブル事例だ。この読者は、「雨仕舞いのミスもあるが、シーリングに対する知識不足が誤施工を招いた」と考えている。このような問題に対処するためのシーリングの基礎知識を、メーカーなど…
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免震装置と制震金物、効き方はどう違う?
免震と制震は、地震に対する考え方がそもそも異なるので一概に比較できない
ここ数年、大きな地震が日本各地で相次ぎ、戸建て住宅向けの「制震」や「免震」に関連した製品や工法が数多く市場に出回っている。読者からも「免震装置や制震金物をどのように選んだらよいか」という声がいくつも寄せられている。免震と制震、それぞれの技術を扱うメーカーに、効果の違いや製品選択のポイントを聞いた。
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木造住宅の湿式仕上げの外壁に、透湿・防水シートを使うのは誤りか?
湿式、乾式にかかわらず、通気層を設けずに透湿・防水シートを使うと防水トラブルの原因になる
「木造住宅のモルタル(湿式)外壁の下地に、透湿・防水シートを使うことは問題ではないのか」――。このような質問が複数の読者から寄せられた。そこで、建材メーカーの団体や住宅保証機構などに取材し、回答を探った。
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太陽光発電システムを採用する際のポイントは?
メーカー保証はどんな内容か、メーカー施工か認定店施工か、メンテナンス費用にいくらかかるのか――などを確認したうえで建て主に説明したい(レビュー会員#0355 内田 正宏)
地球温暖化防止や光熱費削減などに対する社会的ニーズの高まりを受け、太陽光発電システムを要望する建て主が増えている。これまで太陽光発電システムの設置を手がけてきた工務店として、その経験のなかから製品選定のポイントや顧客説明のノウハウを紹介したい。
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幼稚園で床暖房を採用する予定だ。どのような熱源方式を選べばよいか。
利用時間はどのくらいか、“上履き保育”か“はだし保育”か――など、保育方法や運営方法に留意する必要がある。(レビュー会員#0231 中佐昭夫さん)
利用時間はどのくらいか、“上履き保育”か“はだし保育”か――など、保育方法や運営方法に留意する必要がある。
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高気密住宅はエアコンなどの空調設備に頼らざるを得ないハイテク住宅ではないか。
「高気密住宅=ハイテク住宅」ではけっしてない。Q値とC値を究極まで高めれば、暖房設備を持たない住宅も実現できる。( レビュー会員#0106 松尾和也)
「高気密住宅=ハイテク住宅」ではけっしてない。Q値とC値を究極まで高めれば、暖房設備を持たない住宅も実現できる。
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建て主に「高気密のメリットは?」と聞かれて返答に困った。
住宅の気密に関しては、設計者によって考え方がバラバラ、もしくは対立しているように見受けられる。私は高気密を建て主に薦めている。( レビュー会員#0106 松尾和也)
住宅の気密に関しては、設計者によって考え方がバラバラ、もしくは対立しているように見受けられる。私は高気密を建て主に薦めている。
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オール電化住宅で床暖房と無垢フローリングを採用する予定だ。設計や施工のポイントは?
寸法安定性を高めた床暖房用フローリングを選びたい。さらに冬場の乾燥した時期に施工すると、狂いは少なくなる。( レビュー会員#0053 中山T)
寸法安定性を高めた床暖房用フローリングを選びたい。さらに冬場の乾燥した時期に施工すると、狂いは少なくなる。
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独自に輸入建材を仕入れたいが、製品の選び方や購入の方法がわからない。
海外メーカーから直接購入することは簡単ではない。輸入を代行してくれるコンソリデーターに手配を依頼するのが確実だ。( レビュー会員#0359 村瀬 雄三)
海外メーカーから直接購入することは簡単ではない。日本語が堪能なコンソリデーターに手配を依頼するのが確実だ。
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無垢フローリングに床暖房を採用する際の注意点を教えてほしい。(レビュー会員#0295 野末 英介)
変形を防ぐには、針葉樹よりも広葉樹、板目よりも柾目がいい。床暖房方式もできるだけ低温のものがいい。(レビュー会員#0049 高橋 友也)
変形を防ぐには、針葉樹よりも広葉樹、板目よりも柾目がいい。床暖房方式もできるだけ低温のものがいい。
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性能が高そうに見える建材や設備の新製品が続々と出てくる。どうやって採用の是非を判断すべきだろうか。
使い続けることができるか、魅力ある製品か、メーカーとの相性はいいか――などがチェックポイントになる。(レビュー会員#0339 伊礼 智)
建築基準法の改正に加え、エコロジーや省エネルギー志向の高まりなどを受け、メーカーは新たな建材・設備の開発に力を入れていると聞いている。私の設計事務所にも、新製品の説明にメーカーの営業マンがたびたび訪れる。もちろん、その中には興味を引かれる製品もあるが、すぐに飛び付くことはまずしない。製品にどのような…
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幼稚園を設計する際、建材・設備の製品選びで気を付ける点を教えてほしい。
とにかく園児の活発さを考慮しておく必要がある。園児の行動は、ときには大人の想像を超えることもあるからだ。(レビュー会員#0231 中佐 昭夫)
設計実務に関する知識は、「建築設計資料集成」などの書籍から得られるものが少なくない。だが、それらに加え、実際のプロジェクトを経験して得られる実感が、建材・設備を選択する際の判断基準になることもある。私が共同主催するナフ・アーキテクト&デザインでは、近年、継続して幼稚園や保育園の設計に携わってきた。こ…
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2007年6月20日に施行された改正建築基準法で接合補強金物の選び方も変わったのか?
現時点では特に影響はない。ただ、2008年12月に予定されている「4号建築物の建築士特例の廃止」が施行されると状況は変わりそうだ。(レビュー会員#0131 田口 隆一)
私は住宅の設計を手がける一方で、第三者の立場で現場をチェックする業務も手がけている。改正建築基準法が施行された6月20日以降の状況をかんがみると、「金物改正」と言われた2000年6月の建築基準法改正時に規定された内容と、今のところはなんら変わるところはないと考えている。一部の行政庁を除き、建築確認申…
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採用経験のない製品を、建て主から「ぜひ使ってほしい」と強く要望された。どうすればいい?
要望する理由を聞いたうえで、プロとしての自分の意見を伝える。自信がないまま採用すると、メンテナンス時に苦労するからだ。(レビュー会員#0055 庄慎治)
私は大分市にある工務店(シュトウ技建)で現場管理や営業を担当している。建て主に言われるがまま、採用経験のない製品を無理して使った場合、最も困るのはメンテナンスだ。工務店は施工後も不測の事態に対応していかなければならないので、採用する製品は自信を持って薦められるものに限るべきだと考える。
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製品の仕様変更に際し、後から「言った」「言わない」で建て主とトラブルになった。防止策はないだろうか。
変更内容を2枚複写の記録用紙に書き込んで建て主にサインをもらい、お互いに保管する。そうすれば、コスト絡みのクレームも避けられる。(レビュー会員#0295 野末 英介)
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建て主にムク床材を勧めるとき、樹種によって異なるメリット、デメリットをうまく伝える方法を知りたい。
必ず床材のサンプルを複数用意し、じかに触ってもらう。言葉で伝えるよりも、五感に訴えるほうが建て主の理解度はより深まる。(レビュー会員#0072 大澤 一実)
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木造戸建て住宅で外張り断熱工法を初めて採用する予定だ。どのような点に気を付ければよいだろうか?
コストは高いものの、外張り断熱は充てん断熱よりも性能を確保しやすい。様々な工法があるが、「外壁のずれ落ち」に配慮した工法を選びたい。(レビュー会員#0106 松尾 和也)
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自然素材や省エネ対応の製品を中心に選んだ。建て主に住まい方をどう伝えたらよいか?
入居後の住まい方を間違えると元も子もない。住宅の使い方やメンテナンス方法を説明した手引書を作成して、建て主に手渡すとよいと思う。(レビュー会員#0282 岩村 和夫)