3Dレーザースキャナーや写真撮影も実施

 大林組はトンネル完成時に、パシフィックコンサルタンツが保有するトンネル点検車両「MIMM-R」でトンネル内面の3D計測や覆工の写真撮影を行った。

 この車両には3Dレーザースキャナーや高精細カメラなどが搭載されており、完成直後のトンネル断面形状を点群データで、覆工コンクリート表面のクラックなどを高精細写真で記録した。

 そのときに撮影した覆工の写真は、施工管理を行った単位に分割して、3Dモデルにリンクされている。

 一方、点群データについてはデータ量が膨大になりすぎる点などを考慮して、電子納品データには含めなかった。

MIMM-Rによるトンネル完成後の計測作業(写真:大林組)
MIMM-Rによるトンネル完成後の計測作業(写真:大林組)

施工管理を行った単位に分割したトンネル覆工の高精細写真(写真:大林組)
施工管理を行った単位に分割したトンネル覆工の高精細写真(写真:大林組)

トンネル内断面形状を計測した点群データ(資料:大林組)
トンネル内断面形状を計測した点群データ(資料:大林組)