ビデオ画像を解析して3D写真をつくる

 3D写真の制作作業は、まずビデオカメラを持って現場内をくまなく歩き回り、現場を漏れなくビデオ映像で記録することから始まる。そして主要個所はトータルステーションで高精度な座標を計測しておく。

現場での計測作業(写真:U’s Factory)
現場での計測作業(写真:U’s Factory)

部屋の隅など、主要点の座標は3D写真を補正するためにトータルステーションで高精度に計測しておく(写真:U’s Factory)
部屋の隅など、主要点の座標は3D写真を補正するためにトータルステーションで高精度に計測しておく(写真:U’s Factory)

 これらのデータをパソコン上で処理することで、3D写真ができあがる。まずはビデオ映像上で目印となる点(特徴点)を自動的に大量に抽出し、異なる場所から撮影したビデオのコマ上で特徴点の視角を解析することにより、3次元座標を割り出して点群データにする。

 そして部屋の隅など主要点の座標を、トータルステーションで計測した座標値で補正することで、3D写真の精度は施工計画などに十分使えるレベルとなる。

ビデオ画像から特徴点を抽出し、座標を割り出す(資料:U’s Factory)
ビデオ画像から特徴点を抽出し、座標を割り出す(資料:U’s Factory)

点群データを作成(資料:U’s Factory)
点群データを作成(資料:U’s Factory)

トータルステーションの座標値で主要点の座標を補正する(資料:U’s Factory)
トータルステーションの座標値で主要点の座標を補正する(資料:U’s Factory)

面を張って3D写真を作成する(写真:U’s Factory)
面を張って3D写真を作成する(写真:U’s Factory)