9月以降に建設現場も発表に
今年9月、アムステルダム市内にあるMX3Dのビジターセンターでプロジェクトの経緯が公開される見込みだ。その後、同社とアムステルダム市は、具体的な建設現場を発表するとみられている。
建設業界ではBIMやCIMの普及とともに、3Dプリンターの活用が進みつつある。それも建築模型やサッシのモックアップといった小さなものだけでなく、最近はコンクリートを造形材料として実物大の建物を作ってしまう“巨大3Dプリンター”の開発も、世界各国で進んでいる。
MX3Dのプロジェクトは、3Dプリンターを建築・土木の分野での主要材料である「鋼材」を作り出す建設機械へと進化させようというものだ。建設産業の歴史の中で、偉大な一歩となるかもしれない。