地下の工房に3Dプリンターを発見
サグラダ・ファミリアの地下には併設の博物館ある。そこには大小様々な模型が数多く展示されており、まさに“模型の殿堂”という感じだ。
模型づくりは現在も行われている。そして、地下にある工房では、3Dプリンターが設置されていた。
現地を訪問したのは土曜日で、しかも8月のバカンスシーズンだったため、工房内での作業は行われていなかった。
かつては手づくりの模型や、逆さ吊り実験によって構造計算していたのが、最近は3DCADによる設計やコンピューターによる構造解析に置き換わった。これが設計や模型の製作をスピーディーアップさせ、工期の短縮にも貢献しているのだ。
3Dプリンターでつくったと思われる模型は、「受難のファサード」側にガラスケースに入れて展示されていた。既に完成している部分は茶色で、これからつくる部分は白色で色を分けて造形されており、工事の進ちょくや完成後のイメージがよく分かるようになっている。
これを見ると、現在、完成している塔だけで相当高いが、今後、つくられる中央の塔はさらに巨大なものになることが分かる。