6月26日~28日、AIA Convention 2014(米国建築家協会全米大会)が米国・シカゴで開催された。展示会で目立っていたのは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトや3Dレーザースキャナーと、CNC(コンピューター数値制御)工作機械などを組み合わせて建設部材を製作するという「ものづくりの展示」だ。BIM活用が設計だけでなく施工へと広がりつつあることを物語っているようだ。

 AIA全米大会の会場は、基調講演やセミナーが行われる大小の会議室と建材やソフトが並ぶ展示会場とに分かれている。展示会場にはBIM関連ソフトのベンダーが集まるソフトウエアコーナーもある。ここで注目したいのは、これまでBIMにはあまり関係のなかった建材や施工会社のブースでも、今回はBIMや3D関連の製品やサービスを展示するところが増えていたことだ。

AIA2014の会場となったシカゴのマコーミック・プレース(写真:家入龍太)
AIA2014の会場となったシカゴのマコーミック・プレース(写真:家入龍太)

広大な展示会場(写真:家入龍太)
広大な展示会場(写真:家入龍太)