CO2排出量を半減、水道使用量を7割減に

 「SWエコディストリクト」は、スミソニアン博物館の南側に隣接し、エネルギー省や連邦航空局、連邦調達局などの官庁オフィスが立ち並ぶ広さ45万m2の地区だ。

 この地区を大改修し、CO2排出量を51%減、水道使用量を70%減にするほか、地区全体の40%を樹木で覆い、地表の少なくとも35%を透水性のものにする。建物改修工事中に出る廃材の75%を再利用するという。

 このほか、スミソニアン博物館からワシントン川に面したウオーターフロントを結ぶ歩道の整備なども行われる。この計画には国家首都計画委員会(NCPC)を中心に十数の官庁組織などが参加している。

現在のSWエコディストリクト(資料:Kenneth T Walton)
現在のSWエコディストリクト(資料:Kenneth T Walton)