事例3:現場での機動性を高めるiPadホルダーも開発(FieldPad)

 大成建設が開発した現場の施工管理用アプリ「Field Pad」はiPadやiPhoneを端末として使い、クラウドサーバー上の図面の閲覧や、撮影した写真や入力したテキストなどのデータ共有などによって、現場最前線での業務を効率化するためのものだ。

Field Padの画面。大判図面の表示や設計図書の閲覧がスムーズに行える(写真:家入龍太)
Field Padの画面。大判図面の表示や設計図書の閲覧がスムーズに行える(写真:家入龍太)

 Field Padの便利さは「図面や資料を見るために、何度も現場事務所に戻らなくていい」ということが最も大きなものだ。

 FieldPadをコクヨS&Tが運営する「伝票@Tovas for スマートフォン」という有料のクラウドサービスと併用すると、PDF化した帳票を自動作成できる。このサービスを併用すれば、「夕方、現場事務所に戻った後の仕事が減る」というメリットもプラスされる。

「伝票@Tovas for スマートフォン」による伝票出力。「Field Pad」の「帳票出力」ボタンを押す
「伝票@Tovas for スマートフォン」による伝票出力。「Field Pad」の「帳票出力」ボタンを押す

するとPDF化された帳票が自動作成され、サーバーから24時間ダウンロードできるようになる(以上2点の資料:Field Pad運営事務局)
するとPDF化された帳票が自動作成され、サーバーから24時間ダウンロードできるようになる(以上2点の資料:Field Pad運営事務局)

伝票@TOVASのサービス概念図(資料:コクヨS&T)
伝票@TOVASのサービス概念図(資料:コクヨS&T)