JACICもCIMトレーニングを実施

 JACIC(日本建設情報総合センター)ではこのCIM導入サービスを活用し、国交省から出向している幹部も含め、職員がソフトのトレーニングを受けている。発注者や外郭団体側の職員がCIMの操作を経験することで、ソフトがどのように動作し、どんな限界があるかを実感できる。これにより、実現性の高いCIM導入のプランが推進できそうだ。

JACICで実施されたCIMソフトのトレーニング(写真:応用技術)
JACICで実施されたCIMソフトのトレーニング(写真:応用技術)

 応用技術はさらに、土木業界では初めての「CIM用3次元土木パーツ」を近く発売する。その第一弾は、「山留編3OS」という製品だ。ヒロセの重仮設資材116個を忠実に3次元モデル化し、オートデスクの構造設計用BIMソフト「Revit Structure」で使えるファミリデータにしたものだ。今後、第2弾として「山留編 20S・25S・35S・40S」、第3弾として「仮設材(支保工・足場工)シリーズ」も予定している。

「CIM用3次元土木パーツ」に収録されるモデルの例(資料:応用技術)
「CIM用3次元土木パーツ」に収録されるモデルの例(資料:応用技術)

収録されるパーツの内容(資料:応用技術)
収録されるパーツの内容(資料:応用技術)