新製品の性能比較も一目瞭然

 意匠設計用のBIMソフト「Vectorworks」を販売するエーアンドエーは、YouTubeに自社のチャンネルを設け、Vectorworksや避難解析ソフト「SimTread」などの製品紹介や活用事例を紹介した動画約60本を公開している。

YouTube上に解説したエーアンドエーのチャンネル(資料:エーアンドエー)
YouTube上に解説したエーアンドエーのチャンネル(資料:エーアンドエー)

 この中で2番目に再生回数が多いのは、「Renderworks2011レンダリング」という1分半ほどの動画だ。その内容は、BIMモデルからリアルなCGを作成するレンダリング作業を行うソフト「Renderworks」の2010年版と2011年版の処理速度がどう違うかを紹介したものだ。

 左右に両バージョンの画面を並べて同時にレンダリングをスタート。2010年版が半分くらい処理が終わったときに、2011年版は既に処理が完了している様子を映し出している。カタログの数値だけでは分からないソフトの処理速度を体感できる。

Renderworksのレンダリング処理速度の比較(資料:エーアンドエー)
Renderworksのレンダリング処理速度の比較(資料:エーアンドエー)

 このほか、群集の歩行をシミュレーションするソフト「SimTread」を使って、ライブハウスからの避難状況をシミュレーションした「SimTreadライブハウスの例」という動画も興味深い。

 2カ所の出口に人々が押しかけ、避難していく状況や時間経過が分かり、歩行シミュレーションソフトとはどのようなことを解析するソフトなのかが、初めての人も分かりやすい。

SimTreadでライブハウスから避難する群集の動きをシミュレーションした動画(資料:エーアンドエー
SimTreadでライブハウスから避難する群集の動きをシミュレーションした動画(資料:エーアンドエー