今回の建設IT注目情報 ~NTTドコモ「docomo PRIME series N-03C」~

 山間部などの現場で使う携帯電話は、どこでもつながりやすいことが重視されます。そのため、つながりやすさで定評のあるNTTドコモのケータイを選ぶ工事関係者も多いのではないでしょうか。

 NTTドコモが1月18日に発売した新製品「docomo PRIME series N-03C」の登場で、工事現場での使用がさらに便利になりました。

 というのも、雨や汗などに対応できる防水性、現場に舞う粉じんに対応できる防じん性のほか、
 
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、落下に対応した
 
耐衝撃性
 
まで備えているからです。同社で防水、防じん、耐衝撃と3拍子そろったケータイは初めてとのことです。

防水、防じん、耐衝撃性を備えた「docomo PRIME series N-03C」(写真:NTTドコモ)

 防水性は3分間、あらゆる方向から噴流を当てても機能を有する状態を保つ「IPX5」と、水深1.5mのところに約30分沈めておいても大丈夫な「IPX8」の基準を満たしています。

 防じん性は、直径75μm以下のほこりが入った装置内で8時間かくはんしても大丈夫という「IPX5」のレベルです。

 そして、耐衝撃性については、米国国防総省の規格に準じて、高さ122cmから厚さ5cmの合板にあらゆる方向で落下させても大丈夫という性能を満たしています。

 耐衝撃性を高めるため、ケータイの表面にはハードコートを塗布したほか、クルマのバンパーなどに使われている「エラストマー素材」のプロテクターを各コーナー部などに取り付け、外面の11%を覆っています。

 ディスプレーには強化ガラスを使用し、リアカバーは衝撃を受けても外れないように回転式のロックノブで止められています。

 さらに、スノーボードのトップブランド「BURTON」と提携したコラボレーションモデルもありますので、雪国の現場などで使うとおしゃれですね。

外面の11%をエラストマー素材のプロテクターで覆うことにより、どの方向から落下しても大丈夫な耐衝撃性を備えている(写真:NTTドコモ)

「BURTON」とのコラボレーションモデル(写真:NTTドコモ)

 一方、ライバルのau陣営も、2010年11月に現場向きの最新機種を発売しました。