今回の建設IT注目情報 ~リコー「G700SE」~

 工事現場での使用に便利な防水・防じんタイプのデジタルカメラは、スリム化が進んできたようです。リコーが11月12日に発売する「G700SE」は、幅118.8mm×高さ71.0mm×厚さ41.0mmで重さ286gと、同社の従来機種「Caplio 500SE」に比べて容積比で45%、重さ比で67%と、大幅にコンパクト・軽量になっています。

 さらに、周辺機器やパソコンと「Bluetooth」や無線LANなどの通信規格で無線接続でき、情報端末としての機能を豊富に持っているのが特徴です。

 そして、さらなる機能拡張を可能にするため、
 
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
オプションユニット装着
 
が可能になっているのです。

 例えば、GPS機能を備えた「GP-1」というユニットを装着することで、写真に自動的に撮影位置や撮影方向の情報を記録することができます。さらに、カメラの移動の軌跡を記録するGPSログ機能に対応しています。

 オプションを取り付けたときに防水性や防じん性、耐衝撃性は保たれるのかが心配ですが、GP-1装着時でも、水の飛まつによる影響を受けず粉じんも侵入しない「IP64」規格に対応し、1.2mからの落下にも耐えます。

防水・防じんタイプの工事現場用デジタルカメラ「G700SE」。写真ではオプションのGPS用ユニットを装着している(写真:リコー)

 GPS機能を使って工事現場や、インフラ施設の維持管理、災害現場の記録などで写真を撮ると、写真の撮影位置を地図にリンクさせるといった整理が楽になります。

 さらに、工事現場用のデジタルカメラとして、これまでになかった発想の機能を実現するオプションも用意されています。