今回の建設IT注目情報 ~遠隔農場「テレファーム」~

 都会に住む人でも、家庭菜園をやってみたい人は結構、多いのではないでしょうか。しかし、近所に土地がないなどの理由であきらめることも多そうですね。

 そんな人におすすめなのが、遠隔農場「テレファーム」です。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
自宅から愛媛の農場
 
を遠隔操作することによって本格的な有機無農薬野菜を栽培できるのです。

 まず、テレファームの会員になり、実際の農場を借ります。1区画(1~2m2)、月額500円です。

 そして、WEBブラウザーによって農場の育成シミュレーション画面で「種まき」「水やり」「草抜き」などの操作を行うと、実際の農場でもそれに連動して作業を行ってくれるのです。実際の畑における土中の水分量や酸性度、養分などの状況や様子は、ネットを通じてデータや写真で見られます。

 栽培できる作物は9月1日現在で、ホウレンソウや小松菜、水菜、チンゲンサイ、春菊など30種類近くあり、種代はそれぞれ500円です。

 時には天候や害虫などの理由で、収穫量が伸びなかったり、枯れたりする場合もあります。そんなときはメッセージが届くようになっています。忙しいときなどには、「自動栽培」の機能があり、作物の管理を農場の運営スタッフに任せることもできます。

テレファームの事業概要図(資料:テレフォーム)

農場シミュレーション画面(資料:テレフォーム)

実際の農場。愛媛県内で標高400mにあり、1日の気温差が大きいのでおいしい野菜が育つという(写真:テレフォーム)

 収穫時期になると、送料を支払えば実際に取れた作物を送ってもらえます。しかし、「ホウレンソウ20束」とか、食べきれない場合はどうしたらいいでしょうか。そのためのサービスも用意しているのです。