写真データの改ざんをチェックする
2010/09/06
電子納品で提出する写真は、工事が正しく行われたことを示す証拠としての役割が大きい。特に、完成した後に見えなくなる個所は写真でしか確認できないだけに、工事写真に改ざんがあってはならない。
デジタルカメラで撮った写真データのトリミングや明るさの補正、縦横の回転などは一般的に行われている。以前の電子納品では、このような写真データの編集は認められていたが、2006年1月にデジタル写真管理情報基準が改定されてからは、一切の編集が認められなくなった。意図的な改ざんだけでなく、あらゆる編集が禁じられたので注意が必要だ。
デジタルカメラで撮影したJPEG形式の写真データは、従来のフィルムカメラで撮影した写真と異なり、撮影対象のイメージ以外に、撮影年月日やカメラの機種、シャッタースピードなどさまざまな情報を保存している。これらをExif情報と呼ぶ。
デジタルカメラの内部時計の日付が間違っていると、Exif情報の撮影日時も違ってしまうことに気を付けよう。撮影前にカメラの日付を確認しておくのは当然だが、万一、間違った状態で撮影しても、パソコン上で日付を直してはいけない。
その場合は、発注者と協議のうえで、Exif情報の日付はそのままにしておき、写真管理ファイルに正しい日付を記入する。さらに、デジタルカメラの日付が間違っていた旨を注釈として書き込んでおくのが大切だ。
写真の改ざんに対するチェックが厳しくなったことから、最近では撮影後に写真データが編集されたかどうかをチェックする機能を持ったデジタルカメラも発売されている。いまのところ発注者がこのようなデジタルカメラの使用を求めているわけではないが、写真が編集されていないことを自主的に示す手段にはなりそうだ。
編集チェック機能を持ったデジタルカメラで撮影すると、写真データに暗号化データが埋め込まれる。この暗号化データは、写真データをコピーするだけでは失われることはない。しかし、画像を編集してからデータを保存し直すと、暗号化データが損なわれる。
写真データが編集されていないかどうかは、カメラメーカーが提供するチェックソフトを使う。ただし、各メーカーが独自の方法を採用しており、チェックソフトに互換性はない。
最近では、GPS(人工衛星を利用した位置情報システム)との連携機能を持ったデジタルカメラも登場している。写真データにGPSで取得した位置情報をExif情報に付加できる。電子納品ではGPS情報までは要求されていないが、プレゼンテーションなどに役立ちそうだ。
位置情報を写真データに付加することで、地図ソフトと連携できる。例えば、写真撮影した個所を地図上に表示し、そこをクリックすると、その場所の写真を表示する、といった活用方法も可能だ。
| メーカー | 機種 |
|---|---|
| リコー | G600 |
| オリンパスイメージング | μTOUGH-8000 工一郎 μ1030SW 工一郎 |
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