2010/06/25
国土交通省中部地方整備局では、2008年7月に同省がまとめた「情報化施工推進戦略」を現場で実践するため、産学官のメンバーからなる「建設ICT導入研究会」を同年11月に発足させました。
3次元制御装置付きの重機による施工や光波距離計による出来形管理を取り入れたモデル工事に始まり、現場見学会や職員向け建設ICT説明会に至るまで――。中部地整ではこれらを、メンバーの協力を得て行ってきました。
こうした活動の結果、メンバー数は発足当初178だったのが、2010年6月16日には、
317まで増加
したのです。その成果が、6月21日に開催された同研究会の第4回総会で発表されました。
成果の一つは情報共有システムの活用です。2009年度に中部地整では約250件の工事で情報共有システムを使った結果、現場立ち会い検査や打ち合わせなど、受発注者間のスケジュール調整が円滑化、効率化しました。
3次元データを使って重機を制御する3次元制御装置による施工では、最もCO2排出量削減効果があったのはバックホーで従来に比べ5割減となりました。次いでアスファルトフィニッシャーの3割減、ロードローラーの2割減で、ブルドーザーは1割減という結果が明らかになりました。
そのほか、マシントラブル時の対応策や、3次元設計の導入、出来形管理方法の改善策など現場の経験をもとに、官民の発表者が生産性向上の実現のために必要なことを建設的に語っていました。自由で協力的な雰囲気を感じました。
最後の発表は、岐阜県揖斐川町にある横山ダムの事例でした。驚くべきことに、建築設計でおなじみのソフトが使われていたのです。
イエイリはここに注目した! 〜BIM用ソフトがダムの設計に大活躍〜
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