イエイリはここに注目した! ~姿勢が変わる作業員で施工の安全性をチェック~
このCADには、施工現場で使う作業員や重機、足場などの部品を搭載しています。
「ダイナミックブロック」というAutoCADの機能を使って作っているため、作業員の部品は、
関節部分で姿勢を変える
ことができます。日ごろ、設計実務に携わっている設計者だからこそ、考えついたきめ細かい機能と言えるでしょう。
そのため、作業員が正しい位置で溶接作業できるかや、手すりのある状態で足場を組み立てられるかなど、施工上の安全性をシミュレーションできます。つまり、「安全を図面上で作り上げる」ことができるのです。このほか、重機や足場材の部品も同様に動かしたり、一定のスパンごとに伸縮できたりするそうです。
ちなみに、addCadのお値段は29万8000円です。このソフトだけで動作し、AutoCAD 2010と同じ形式のファイルを読み書きできます。建築専用の3次元CAD、AutoCAD Architectureは60万円以上しますので、2次元機能しか使わない人にとってはお得でしょう。
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