今回の建設IT注目情報 ~Gogo「In-flight Communication」~

 日本で飛行機に乗ると、飛行中は電波を出す携帯電話や携帯端末、ゲーム機器はすべてスイッチをオフにするのが常識ですね。

 ところが、6月10日から12日まで、米国・マイアミで開催される「AIA Convention 2010」(主催:アメリカ建築家協会)の取材のため、アトランタ発マイアミ行きのデルタ航空69便に乗ったところ、あっと驚くようなサービスが用意されていたのです。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
飛行中に無線LAN
 
を使ってインターネットを使えるというのです。

 このサービスは、Gogoが提供する「In-flight Communication」というもので、飛行機が離陸して高度1万フィート以上に達した後、使えます。

 使い方はまず、iPhoneなどの携帯端末で無線LAN(Wi-Fi)機能をオンにし、同社のサイトにアクセスしてIDを取得します。このとき、1フライト用から一定期間使える定額用など、いくつかのサービスを選べます。

 そして、クレジットカードで決済したら、後は飛行機が着陸態勢に入るまで、地上と同じような感覚でメールやウェブサイトの閲覧を楽しむことができます。

 1フライト用の料金は、路線の飛行時間や使用機器によって異なります。ちなみに、アトランタ~マイアミ間のモバイル機器用の料金は7ドル95セントでした。

デルタ航空69便の搭乗口の脇に表示された「Wi-Fi」マーク(左)。機内の読書灯付近にもWi-Fiマークがあった(右)(写真:家入龍太)

フロリダ半島上空でツイッターに書き込む筆者(左)。機内で書き込んだツイートが表示されたiPhone(右)(写真:家入龍太)

 飛行中の機内で無線LANやインターネットが使えるのにビックリした私は、早速、iPhoneでIDを取得し、使ってみました。