イエイリはここに注目した! ~バーチャル日本館は工事中だった~

 ワクワクしながら日本館に入場してみると、
 
ナント、工事中
 
で、中には入れなかったのです(2010年5月10日6時0分時点)。

日本館のバーチャルパビリオンの入り口。中はまだ工事中だった(資料:Expo Shanghai Online)

 見られるのは、入り口と見られる場所に張られた行列整理用のテープとモニターだけで、それ以上は入れませんでした。いかにも「これから入場するゾ」というリアルな期待感を持たせてくれただけに、ちょっと残念です。

 このサイトを見ていて連想したのは、少し前に話題になった「セカンドライフ」です。違うのは、セカンドライフは空想の空間なのに対し、Expo Shanghai Onlineは、実際の建物を3D化したところです。そのせいか、バーチャルであるにもかかわらず、「重み」や「リアルさ」が全然違うようなうような気がしました。

 テーマパークなどでも、リアル版とともにバーチャル版を作ってみると新たなビジネスチャンスが広がるかもしれませんね。面白いアトラクションは有料でもバーチャル来場者が獲得できるでしょうし、バーチャル版を見た人が実際に来場したくなるというメリットもありそうです。

家入龍太(いえいり・りょうた)
1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。

家入龍太の公式ブログは、http://www.ieiri-labo.jp/。ツイッターは、http://twitter.com/ieiri_lab