今回の建設IT注目情報 ~上海万博のバーチャルサイト「Expo Shanghai Online」~

 上海万博が開幕してから、テレビニュースでは連日のように会場のにぎわいぶりを伝えています。とはいえ、実際に現地に見には行けるのは、ごく一握り人たちに過ぎません。

 そこでお勧めしたいのが上海万博の会場を体験できるバーチャルサイト「Expo Shanghai Online」です。ここなら、人気パビリオンの入場整理券が手に入らなかったり、待ち時間が数時間あったりということもありません。

上海万博のバーチャルサイト「Expo Shanghai Online」(資料:Expo Shanghai Online)

 以前お伝えした通り、このサイトは、上海万博の開幕前にオープンしました。そのときは、各パビリオンの外観を3次元で見ることができるようになっていました。

 今回は万博が開幕したことで、バーチャルサイトでも
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
パビリオンに入場可能
 
となりました。

 早速、中国館や日本館、日本産業館などを見て回りました。中国館内部は広く、パビリオンの中に各省の展示ブースが並んでおり、地域の雰囲気を感じさせるものでした。シアターには座席が並び、大きなスクリーンには中国の自然や人々が動画で映し出されていました。

 次に、日本産業館に入りました。暗い空間にモニターがずらりと並んでいたり、各企業の展示物があったりして、雰囲気満点。それぞれの展示品の詳しい説明も見られるようになっていました。

日本産業館のバーチャルパビリオン。赤い丸印の「Enter」(入場)ボタンをクリックすると入場でき、展示品の解説も見られる(資料:Expo Shanghai Online)

 さて、いよいよ日本館です。実際の会場では、現在でも工事が続いているパビリオンもあるようですが、日本館は余裕をもって完成し、開幕前のプレオープン期間でも来場者の人気を集めていたことが報道されていました。さて、その内部はどうなっているのでしょうか。