2010/05/07
3月28日、首都高速道路の大橋ジャンクション(東京都目黒区)が開業しました。ローマのコロッセオを思わせる姿をしたこの施設は、内部に4層のループ状道路を収容。中央環状線山手トンネルと3号渋谷線高架橋の高低差約70mをつないでいます。
トンネル内をぐるぐる回っていると、方向感覚もなくなりそうですね。そこで、ジャンクション内部の道路には、赤と青のカラー舗装を施し、色で車線を案内する方式を採用しています。
首都高速道路は、カラー舗装のパターンや色の濃さ、案内標識などを検討する際に、フォーラムエイトの3次元バーチャルリアリティー(VR)ソフト「UC-win/Road」を活用しました。
大橋ジャンクションの3次元モデルを作り、仮想の道路をドライビングシミュレーターで運転することにより、色による案内の分かりやすさなどを検証したのです。
ではVRによる検討は、どれだけ実物の道路に近いイメージだったのでしょうか。その答えが、このほど、フォーラムエイトのウェブサイト上で公開されました。
ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
VRと実写を動画で比較
して掲載しているのです。
高架橋から分岐してジャンクションに入り、ほかのクルマとともに走行していくシーンは、一目見ただけでは、VRと実写の区別がつかないほどでした。路面に描いてある「東名」や「上り勾配」といった文字もそのまま再現されていました。
このVRは、フォーラムエイトが昨年、開催した第8回3D・VRシミュレーションコンテストでグランプリ賞を獲得した首都高速道路制作の「大橋JCT走行支援策VRデータ」です。実写との比較に際し、クルマの車種や位置には手を加えましたが、道路や標識などは、検討段階で作成したVRのままだそうです。
大橋ジャンクションの開業により、以前に作成したVRと実写が極めて似ていることが実証されました。つまり、VRは将来起こりうる状況を事前に疑似体験するためのツールともいえそうです。
イエイリはここに注目した! 〜ジャンクション内部の事故による避難シミュレーション〜
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