支援ソフト活用法 電子納品データを出力する

 「蔵衛門御用達」で電子納品物を作成する際のポイントを解説しよう。

 まず注意したいのが工事の契約日だ。XML形式の管理ファイルを出力する際、管理ファイルの文書構造を定義するDTDファイルも一緒に出力する。このDTDファイルが、2007年4月以降に契約した工事や業務と、それ以前に契約した場合では異なるからだ。出力の際に契約日を尋ねるダイアログが現れるので、そこで2007年4月より前か後かを選ぶ。

 次に、出力オプションを選択する。そのまま次へ進んでも電子納品データを作成できるが、ここで二つの出力オプションについて補足しよう。

 まず、スタイルシートのオプションだ。ここにチェックを入れると、ビューワーのないパソコンでも内容を確認できるようになる。蔵衛門では表示レイアウトが異なる3種類のスタイルシートを用意している。

 もう一つは、JPEGファイルのExif情報のチェックだ。デジタルカメラで撮影したJPEG形式の画像ファイルには、撮影年月日やカメラのメーカー、機種名などを記したExif情報が保存されている。画像編集ソフトウエアで写真に手を加えると、このExif情報が消える。

 このオプションを選択すると、写真データにExif情報が付いているかどうかをチェックできる。Exif情報がなくなっていれば、画像に手を加えた恐れがある。

出力オプションをチェックする。ここで、スタイルシートの出力や、Exif情報のチェックを選択できる(資料:NECソフト)
出力オプションをチェックする。ここで、スタイルシートの出力や、Exif情報のチェックを選択できる(資料:NECソフト)

出力前に、必須項目の記入漏れなどのエラーと、工事情報の内容を表示する(資料:NECソフト)
出力前に、必須項目の記入漏れなどのエラーと、工事情報の内容を表示する(資料:NECソフト)

工事写真情報の内容が一覧表示されるので、内容を確認して「次へ」をクリック。さらに、出力先フォルダーなど選択して、納品物を出力する(資料:NECソフト)
工事写真情報の内容が一覧表示されるので、内容を確認して「次へ」をクリック。さらに、出力先フォルダーなど選択して、納品物を出力する(資料:NECソフト)