イエイリはここに注目した! ~スマートグリッドとの連係も視野に~

 スマートハウスは、異なるメーカーの家電や住設を共通してコントロールするだけでなく、“次世代送電網”と言われる
 
スマートグリッドと連係
 
することも視野に入れています。

今回の実証実験の範囲。スマートグリッドとの連係も視野に入れている(資料:大和ハウス工業)

 そのため、今回の実験ではスマートグリッドが整備されたときを想定して、電力需給情報や外気温度情報に基づいた家電、住設のコントロールも行います。

 今回のスマートハウス実験は、様々な電力源や燃料電池、電気自動車、そして住宅履歴や防犯・防災などと、将来、データ連係していく可能性を示しています。建設会社や工務店が「住まい」を軸として、様々な情報サービスをワンストップで提供する新しいビジネスモデルも見えてきそうですね。

家入龍太(いえいり・りょうた)
1985年、京都大学大学院を修了し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。

家入龍太の公式ブログはこちら。
http://www.ieiri-labo.jp/