支援ソフト活用法 「工事番号」の入力に注意

 支援ソフトを使う際に、まず登録するのが工事情報だ。多くの支援ソフトでは最初に発注者別の要領を選択すると、その要領に基づいて入力する内容や使える文字の種類、文字数などの説明を表示し、入力を手助けする。要領の規定に合わない情報を入力した場合は、自動で変換したり、何が間違っているかを教えたりしてくれる。

 支援ソフト「蔵衛門御用達8」を例に取って、工事情報を登録する手順をみていこう。最初に表れるのが、要領の選択画面だ。国土交通省発注の土木工事ならば、ここで「国土交通省」の列にある「工事完成図書の電子納品要領」を選択して、次の画面に進む。

 さらに、工事名称や工事番号、工種・工法などを入力する。工事番号のような数字を入力する個所は工事名称などと異なり、間違いを発見しにくいので注意が必要だ。実際に、工事番号の間違ったデータが納品されるケースは多い。

蔵衛門御用達8の画面(左)。工事情報を登録する前にまず、どの要領に沿ってデータを作成するのかを選択する。右は工事情報の登録画面。入力項目のガイド表示や自動変換、入力ミスのチェックも行う。空欄を記入したら、次の画面に進む(資料:NECソフト)
蔵衛門御用達8の画面(左)。工事情報を登録する前にまず、どの要領に沿ってデータを作成するのかを選択する。右は工事情報の登録画面。入力項目のガイド表示や自動変換、入力ミスのチェックも行う。空欄を記入したら、次の画面に進む(資料:NECソフト)