今回の建設IT注目情報 ~カラートラック「SmartLF Ci 24m」~

 CAD図面やCGパースなどを印刷する大判プリンターは低価格化が進んでいます。価格比較サイトではA1サイズのものが15万円以下で売られている例もあります。

 一方、大判スキャナーはプリンターに比べて価格が高く、カラーであれ、モノクロであれ、A1サイズだと数カ月前までは60万円以上の購入資金が必要だったのではないでしょうか。

 ところが、スキャナーもだんだん、低価格で買えるようになってきました。英国に本拠を置く大判スキャナーメーカーの日本事務所、カラートラックジャパンは、
ナ、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
A1判で45万円(税別)
 
という低価格の大判スキャナーを発売したのです。

 「Colortrac SmartLF Ci 24m」というモノクロスキャナーです。A1判で40万円台で買えるとは、大判スキャナー導入の敷居が下がりましたね。カラータイプの「SmartLF Ci 24c」もあり、こちらは50万円(税別)です。

 外形寸法は83.2cm×19.7cm×27cmとコンパクトで、質量は16.3kgと軽量です。用紙の給紙、排紙は前面から行えますので、電子オルガンのようにテーブルなどの上に置いて使うこともできますね。

Colortrac SmartLF Ci 24mの外観(写真:カラートラックジャパン)

テーブルに置いて使った例(左)。別売りの専用フロアスタンド(税別5万円)に載せた例(右)(写真:カラートラックジャパン)

 スペックを確認すると、光学解像度は600dpiとなっています。A1スキャナーでは1200dpiの解像度を持つ製品も多いので、ちょっと解像度が物足りないと思う人もいるかもしれませんね。