イエイリはここに注目した! ~各階を分解して間取りが見られる~

模型を造形するときには、建物の躯体や家具、クルマまですべてを一度に作りますが、データ上に1階と2階の間や、2階と屋根の間などに、ごく薄い「何もない空間」を設けておくと、そこには硬化剤が付着せず、模型を分割することができます。

そのため、
 
各階の間取りが見られる
 
という便利な機能を持っているのです。

各階や屋根の境は分解でき、間取りを見ることができる(資料:メガソフト)

図面だと上下の階にある部屋の位置関係などがわかりにくいですが、模型を分解したり、組み立てたりすると、よくわかりますね。

この模型作成サービスでは、好きなクルマを3次元モデル上に配置しておくと、後でミニカーのように外して楽しめるようになっています。お施主さんへの「キラー営業ツール」として、活用してみてはいかがでしょうか。

家入龍太(いえいり・りょうた)
1985年、京都大学大学院を卒業し日本鋼管(現・JFE)入社。1989年、日経BP社に入社。日経コンストラクション副編集長やケンプラッツ初代編集長などを務め、2006年、ケンプラッツ上にブログサイト「イエイリ建設ITラボ」を開設。2010年、フリーランスの建設ITジャーナリストに。IT活用による建設産業の成長戦略を追求している。
家入龍太の公式ブログはこちら。
http://www.ieiri-labo.jp/