イエイリはここに注目した! ~IFCによる3Dモデルとの連動~
IT推進部会では、工程表の各要素を表現する方法に、BIMの標準データ形式として世界中で普及している「IFC」を採用しています。
IFCの主目的は、建物の3次元形状や仕様の表現方法を規定することですので、工程表の時間軸や工種の分類、工程表上の色や形状などを表現するための「タグ」という部品が不足しています。
そこで、工程表では新たなタグが必要となります。タグを定義するに当たってIT推進部会では、汎用の機能を使うことを提唱しています。あくまで、IFCの仕様内でのデータ交換にこだわっているところがミソですね。
そのため、IFCで表現した工程表は
建物の3次元モデルと連動
することが可能になります。
すると、「3階の駆体工事を行う期間に必要な資材の一覧表」を集計したり、「1月末日での資材投入の進ちょく率」を定量的に算出したりできるようになるわけですね。
工程表をベースに、トータルな管理が行えるようになると、いよいよ施工現場での3次元モデル活用が本格化し、施工管理の手法に“革命”が起こるかもしれません。
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