12月15日21時(日本時間。以下同じ)から17日21時までの48時間、ロンドンを舞台にした仮想BIM設計コンペ、「Build London Live 2009」が開催されました。

地元の英国やフィンランド、チリ、シンガポール、インドなどに混ざって、日本のチーム(Team BIM Japan)も参戦。その結果が注目されていました。

12月19日の午前1時過ぎに、主催者のブログに結果が発表されました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、


日本チームが最優秀賞


を受賞したのです。これは「THE JEFF WIX 2009 BUILD LONDON LIVE  AWARD」という賞で、審査員の投票により決めるものです。

審査員のコメントには「オープンなBIMスタンダードの活用に感銘を受けたとともに、同チームは事前のワークフローの準備を行い、優れた成果物を作成した」とありました。

THE JEFF WIX 2009 BUILD LONDON LIVE AWARD
受賞者:Team BIM Japan
(資料:Build London Live 2009)

昨年、初出場した日本チームは、ルールやシステムがいまいちよくわからず、十分な実力を発揮できないまま終わり、“お情け”でもらった審査員賞に甘んじました。

その後、日本国内で2度行われた同様の仮想コンペ「Build Live Tokyo」や自分自身の業務でのBIM活用レベルを鍛えたメンバーによる“日本のBIMドリームチーム”は、見事、リベンジを果たすことができました。参加メンバーの皆さん、おめでとうございます。

日本チームの構成は、チーフアーキテクトをビム・アーキテクツの山際東さんが務め、4Dシミュレーションはインフォマティクス、日影シミュレーションは大塚商会、風環境シミュレーションは環境シミュレーション、バーチャルリアリティーはフォーラムエイト、セキュリティー計画はセコムIS研究所がそれぞれ担当しました。

今回、参加したのは全部で10チーム。それに対して、用意された賞は最優秀賞含めて6つありました。残る5つの賞の行方はどうなったのでしょうか。