10月28日~29日に名古屋市にある国土交通省中部技術事務所で「建設技術フェア2009in中部」が開催されました。建設ICT導入研究会は、その特別企画「建設ICT展」で、情報化施工関連の建機や機器などの展示会とともに講演会を行いました。ICTとは情報通信技術のことです。

プログラムを見ると、情報化施工の最新動向についての話題が盛りだくさんです。ぜひ、私も参加したかったのですが、仕事が山積しているため、残念ながら今回はあきらめました。

ところが、東京の職場で仕事をしながら、講演会での講師の話をリアルタイムに聴講することができたのです。

というのも、主催者の建設ICT導入研究会が、

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、

 

講演会をネットで生中継

 

してくれたからなのです。

28日の午前11時すぎに生中継サイトにアクセスすると、国土交通省の小野寺誠一さんが「情報化施工戦略について」という話題で講演中でした。

講演の資料は、建設ICT研のウェブサイトからダウンロードできるようになっていましたので、その資料をパソコン上でめくりながら、お話を聞きました。

その後、講演会の主催者でもある建設ICT導入研究会の事務局を務める事務局を務める国交省中部地方整備局の増竜郎さんが、中部における建設ICT導入活動の最新情報などについて講演しました。

午前中のプログラムについては、動画は受信できず、音声だけが流れてきたのですが、午後に行われた研究会メンバー各社の技術紹介では、音声と画像がリアルタイムに受信でき、まるで私も現地に行ったかのような錯覚にとらわれました。

ネット中継中のパソコン画面(左)とイヤホンで聴講中の筆者(写真:日経BP社)

午後に行われた技術発表は、音声とともにリアルな動画も受信できた(2点の画像:建設ICT総合サイト)

ネット中継された講演会のプログラム(資料:建設ICT総合サイト)

なかなか聞くことのできない貴重な話をネットで中継して、全国に配信するとは、さすがは建設ICT導入研究会ですね。

講演資料をダウンロードして、読むだけでも講演会の話は大体分かります。しかし、今回のネット中継がなければ、知ることができなかった話もありました。