日常生活の場では様々なスピーカーが使われています。それぞれ、ふさわしい用途がありそうですね。

例えば、深夜放送を聞くときには、本格的なスピーカーよりも小さなラジオのスピーカーの方が、「こっそり 感」があっていいでしょう。英会話の勉強には、机の上に置いた小型スピーカーが聞き取りやすそうです。また、クラシック音楽には、やはり重厚な音が出る高級スピーカーが合っているでしょう。

では、「鳥のさえずり」や「波の音」といった自然の音や、BGMなどにふさわしいスピーカーとは何でしょうか。特に耳を傾けて聴くようなものではありませんが、室内の雰囲気を演出するためにそれなりの音質や、音の広がりが必要です。

このような環境音を自宅でも本格的に楽しめるオーディオシステムが登場することになりました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、

 

天井埋め込み型

 

のスピーカーを採用しているのです。

パイオニアが12月上旬に発売するビルトインオーディオ「ACCO」(アッコ)という製品です。壁に取り付ける「インウォールアンプ」とセットで使います。

インウォールアンプには、高音質のデジタルアンプや携帯音楽プレーヤー「iPod」が充電できるドック、携帯電話や他の携帯音楽プレーヤーに対応した外部入力端子、LAN端子を備えています。

スピーカーは2台セットでの利用を前提としたモノラルタイプのほか、1台でステレオ音を再生できるタイプがあ ります。後者には防水仕様のものもありますので、浴室の天井にも取り付けられます。

天井から降ってくる音は、部屋全体に広がり、落ち着いたカフェや高級ホテルのロビーにいるような気分になりそうですね。こうなると、オーディオ機器も住宅設備の一種と言えそうです。

ビルトインオーディオ「ACCO」(アッコ)のインウォールアンプ(写真:パイオニア)

天井埋め込み型のモノラルスピーカー(写真:パイオニア)

天井埋め込み型のステレオスピーカー。写真は防水仕様のもの(写真:パイオニア)

価格表
(資料:パイオニア)

さらに、インウォールアンプには無限ともいえる音楽やニュースなどのコンテンツを提供する機能も付いているのです。