先週、日本各地を襲った台風18号では、どこで、どのような被害が発生したのでしょうか。テレビのニュースでは、街路樹が倒れたり、河川がはんらんしたりする現場で、リポーターが強風に吹き飛ばされそうになりながら実況する様子がよく映し出されます。
しかし、被害の細かい状況や発生場所の地理的な分布など、全体的なことをまとめた情報は、なかなか見あたりません。地震の被害についても同じことが言えそうですね。
このほど、天気情報提供サービスを展開するウェザーニューズは、先日の台風18号によって発生した被害情報508件をまとめて、「減災Ch.」というデータベースで公開しました。
そのもとになったのは、全国の携帯電話ユーザー(ウェザーリポーター)が、同社に寄せた気圧の変化や雨風の強さ、電車の運休などの情報でした。
その件数たるや、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
約3万通
にも上ったそうです。
情報の中から、冠水や停電、倒木などに関するものをピックアップし、「減災Ch.」にまとめたとのこと。全国各地に散らばるウェザーリポーターの圧倒的な「取材力」は、これまでわかりにくかった台風被害の全体像を明らかにするのに、威力を発揮しそうですね。
「減災CH.」は、台風18号のほか、地震などによる被害も収録しています。こうした過去の情報が、今後は関連づけて見られるようになるかもしれません。