無線操縦(ラジオコントロール)の模型飛行機やクルマは、「プロポ」という装置で、専用の周波数帯の電波を使って操縦するのが一般的です。でもこれからは、もっとなじみ深い無線が使われていくかもしれません。

東京・神田にあるサイドフィードが8月26日に公開した「Joker Racer」というシステムは、

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、

 

無線LANでクルマを運転

 

できるものなのです。

モデルカー(模型のクルマ)には無線LAN装置のほか、超小型、省電力型のLinuxサーバーやWEBカメラなどを搭載し、WEBブラウザーによって操縦する仕組みです。

つまり、地球上、インターネットがつながっている場所なら、どこからでもモデルカーなどを運転できるわけですね。

モデルカーに搭載されたWEBカメラやマイクからは、“モデルカー視点”の臨場感あふれる動画が、リアルタイムで送られてきます。

同社では、このシステムで実際に動くモデルカーを用意して、1日当たり25人の一般ユーザーに開放し、インターネット上で運転できるサービスを「β公開」として始めました。

WEBブラスザーでモデルカーを操縦する「Joker Racer」のイメージ画面(画像:サイドフィードのプレスリリースから)

Joker Racerのサイトには、これまで色々な運転体験をした動画がアップされています。また、YouTubeには「3分でわかる Joker Racer」というビデオが公開されています。これを見ると、どんなシステムなのかがよく分かりますよ。