先週、デスクトップ型のWindows XPの64ビットマシンで使える無線LAN子機が東京・秋葉原のパソコンショップでも見つからず、結局、20mのLANケーブルを買ってきて配線したという話をアップしましたところ、多くの方々からの「64ビット機でも無線LANは使えるゾ」といった趣旨のご指摘、お叱りの声をいただきました。

そこで、この前はなぜ、品揃えも相当、充実していると思われる東京・秋葉原の巨大パソコンショップで、Windows XP 64ビット用無線LAN子機(アダプタ)が発見できなかったのかを確かめるため、もう一度、現場に行って来ました。

まず、店頭に並んでいる無線LAN子機を一通り見てみました。箱の裏や横に対応OSが表示してありますが、よくあるパターンは「Windows Vista/XP」と特にビット数まで表示していないタイプか、もしくは「Windows Vista(32bit)/XP(32bit)」と表示しているタイプで、

 

「64bit機対応」

 

ということを堂々と、積極的に表示している製品は、なかなか見当たりませんでした。

「Windows Vista/XP」と表示されている製品でも、基本的には32bit機用なので、パッケージの表示を見るだけでは、どれが64bit機で動くのかを判断することは不可能です。

そこで、店員さんに64ビット機で使える子機はないでしょうかと相談したところ、今回は「プラネックスコミュニケーションズさん(以下、プラネックス)の製品は、比較的、64ビット機に対応していますよ」と、教えてくれたのです。

東京・秋葉原のパソコン店で購入したプラネックスコミュニケーションズの無線LAN子機「GW-US300MiniS」の本体とドライバーソフト(左)。製品のパッケージに表示されている対応OSの表示は「Windows Vista/XP/2000」となっており、特に64bit対応がわかるわけではなかった(右)(写真:日経BP社)
まず、付属のドライバーソフトをWindows XPの64ビット機にインストールしようとしたがエラーが出た(写真:日経BP社)
64ビット機のUSB端子に接続した無線LAN子機。メーカーのサイトから新しいドライバーをインストールすると動くようになった(写真:日経BP社)
無線LANによってアクセスポイントを検索した結果(左)と、試しに接続したポイントの接続状態(右)(写真:日経BP社)

早速、プラネックスの無線LAN子機が並んでいる売り場に行き、確認しました。しかしながら、製品のパッケージに表示されている対応OSの表示は「Windows Vista/XP/2000」という具合で、特に64bit対応がわかるわけではありません。しかし、ある方法を使えば、見分けることができたのです。