ブロードバンドが普及した今、インターネット上には、テレビ番組や映画配信など、本格的な動画があふれています。そんな中、建設技術者の参考になる番組も登場してきました。

昨日(7/13)、第5回目の“ナマ放送”を行われたのは、

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、


3次元土木CAD講座


の番組だったのです。


オートデスクの土木用3次元CADソフト、「AutoCAD Civil 3D」のいろいろな使い方を紹介する「Autodesk Civil 3D Webcasts」という番組で、講師を務めるのは同社AECソリューションリーダー/ソリューションコンサルタントの緒方正剛さんと、同ソリューションコンサルタントの川崎育将さんのコンビです。

早速、ナマ放送中の現場を直撃してみました。

7月13日の放送では、点データから地盤面の3次元モデルを作る方法(左)や、特定の勾配の範囲にある部分を着色して表示する方法(右)などを約30分にわたって解説した(画像:オートデスク)
ヘッドセットを着けてPCを操作しながら解説する川崎さん(左写真の右)と、“ディレクター”役を務める緒方さん(左写真の左)。受講者のパソコンからは、「スピードを落としてください」などのフィードバックを随時、送ることができる(右写真)(写真:日経BP社)
オートデスク社内の会議室が昼休みになると“スタジオ”に早変わり。スクリーンには受講者が見ている画面が映し出され、時間差に配慮した解説を行っている(写真:日経BP社)


いったい、どんなスタジオかと思いきや、“放送局”は普通の会議室でした。12時前からノートパソコンを2台持ち込み、インターネットやプロジェクターに接続し、準備が始まりました。

12時15分からいよいよ番組スタート。ヘッドセットを着けた緒方さんがまず、「皆さんこんにちは。これから始めます」とアナウンス。続いて、川崎さんが手元のパソコンでCivil 3Dを操作しながら、操作方法を解説します。

その画面と講師の声は、「MS Office Live Meeting」というテレビ会議システムを使って、受講者に送られます。ただ、画面の伝送が少し遅れる場合もあるので、会議室のスクリーンには受講者が見ているのと同じ画面が映し出し、確認しながら解説を進めていきます。

ナマ放送中は、受講者からはチャットシステムなどで、「説明が早すぎる」などの意見が届くことがあります。そんなとき、緒方さんは、どんな行動に出るのでしょうか。