まず、岩盤面に写真の縦、横の寸法がわかるように巻き尺と箱尺2本を置きます。これらを画面に入れながら作図範囲の岩盤面をデジカメで撮影します。
そして、巻き尺と箱尺の長さからデジタル写真の縦、横、ひずみを調整してオルソ画像に直すというわけです。
このオルソ画像は尺度を持っているため、
後から寸法を測れる
という便利さを持っています。
これまでは、現場写真を撮っていても岩盤面の図面と一緒に保存して比較したりすることが難しかったですが、現場写真そのものが図面として残るため、メモのし忘れや測り忘れがあっても、後から対応できるので安心です。
デジカメとタブレット入力式の現場用パソコンによって、現場最前線のIT化や効率化がこれからもいろいろな面で進んできそうですね。