不動産の広告やチラシに使われている物件の完成写真やパースは、パッと見ただけで引きつけられるものがあります。その大きな要因は照明が「キラリン」と、南十字星のごとく輝いていることです。

しかし、BIMソフトや3次元CADなどで設計した物件のデータをレンダリングしただけでは、なかなかこのような輝きをもったパースは作れません。

そこで、CGパースや完成物件の写真を短時間で、誰でも「プロっぽく」仕上げられる画期的な建築用レタッチソフト「e-Paint」が5月27日に、イオグランツから発売されました。

もちろん、照明の「キラリン」感や、住宅の屋根が太陽光に映えて「キラリン」と輝いている感じも出せるのですが、その原理とは、


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、


「白く塗っているだけ」


なのです。


言われてみれば、簡単ですが、既存の画像編集ソフトだと、マスクをかけたり、ボカしの強度を決めたりと、いろいろ設定がややこしいのが実情です。

このソフトは、市販の画像編集ソフトのうち、「キラリン」感を出すために白塗りする作業をダウンライトや蛍光灯、屋根などのパターンに特化して、操作を簡単にしたことが大きな特徴です。ビフォー、アフターで平凡なパースがどのように変わるのかを見てみましょう。

「e-Paint」の機能を説明するイオグランツ代表取締役の山中健司さん(右)とインフォマティクスの金野幸治さん(写真:日経BP社)
ビフォー
もとのCGパース(画像:イオグランツ)
アフター
照明部分を「キラリン」と白く塗った画像(画像:イオグランツ)


このほか、設計者や営業担当者のハイレベルな能力を演出するあっと驚く“逆発想”の機能も搭載されているのです。それは・・・