図面を扱うことの多い建設業界では、プリンターやスキャナー、コピーやFAXといったOA機器でA3判が扱えるものは非常に重宝します。

しかし、A3判対応の機器は値段も高いものが多く、例えばスキャナーはA4判のものなら1万円以下で買えるものもありますが、A3判対応となると10万円以上のものがほとんどとなってしまいます。

そんななか、小規模な建築設計事務所や工務店などにとって、ありがたい製品が登場しました。


ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、


7万円台で両面印刷可能


な複合機が発売されることになったのです。


ブラザー工業の子会社であるプラザー販売が6月2日に発売する「MFC-6890CN」というインクジェットカラー複合機で、A3判対応のプリンター、スキャナー、コピー、FAXの機能が1台にまとめられています。オープン価格ですが、ブラザー販売のWEB販売サイトでの販売価格は、税込みで7万9980円になるとのことです。

この価格だと、A3判のスキャナーを1台買うお金があれば、おつりがきてしまいますね。

6月2日に発売される両面印刷機能付きのA3複合機「MFC-6890CN」(画像:ブラザー工業のプレスリリースより)

サイズもコンパクトになっています(画像:ブラザー工業のホームページより)

スキャナー関係の機能も充実しています(画像:ブラザー工業のホームページより)



機器の大きさも幅54cm、奥行き約49cm、高さ約32cmとコンパクトなので、狭い事務所でもあまりスペースをとりません。

スキャナーの機能も充実していて、50枚までセットできるオートドキュメントフィーダと、分厚いカタログを見開きでスキャンできるフラットベッドが付いています。

また、スキャンしたデータは、無線または有線LANを通じて


メールで送信


したり、FTP機能で所定のサーバーにアップしたりできるなど、本格的な機種も顔負けの機能が付いています。


スキャナーを1台買うよりも安く買える低価格のA3判複合機を開発したブラザー工業には、「A3判へのこだわり」を強く感じますね。